いつか 貴方と



ほんの小さな事でいいの

朝起きたら おはようって言ってくれる事

時々髪に手を触れる事

温かいカップを手に 今日あった事を話したり

あたしの言った冗談に 呆れたような

でも笑顔を見せてくれたり

それだけで あたしは幸せ



貴方の傍が一番大好き

そう思ったのはいつの頃?

陽の光に透ける明るい色の髪も

不思議な世界を知ってる綺麗な翡翠の瞳も

あたしの名前を呼んでくれる声も

全部大好き

あたしの宝物



貴方はもう あたしにとっての空気になった

傍に無いなんて事在り得ない

いつでも 身近に存在を感じられるもの

あたしは貴方の空気になれた?

傍に居ないと不安になる?

尋ねたら 貴方は少し困ったような顔をして

『お前と同じだよ』って

言ってくれた



ありがとう

一番大切な貴方に貰ったその言葉

あたしはきっと忘れない

いつかきっと

貴方と同じ大地に還り

同じ風に溶ける日まで





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