滲む世界
出逢ったばかりの頃には こんな恋をするなんて 思ってもみなかった
声が聞きたい 会いたくてたまらない まるで魔法のように そのエメラルドの瞳に囚われている
呪文なんていらないの 貴方の声が私の名を呼ぶ ただそれだけで 運命の輪が ゆっくりと廻り始める 二つの世界を繋いで
誰も歩いた事の無い道でも 貴方と二人なら 怖くない
貴方と出逢って 共に過ごして 離れられない恋がある事 初めて知った
名前を呼んで 泣きたい夜には抱き締めて そして魔法のように 行き場の無い私の 不安を消して
呪文なんていらないの 貴方の手が私の髪に触れる ただそれだけで 二つの理(ことわり) 滲んで重なる 新しい物語が始まる
誰も歩いた事の無い道でも 貴方と二人なら 怖くない 貴方と二人なら どんな世界でも生きて行ける |
あとがき 二周年企画の執筆中につき、簡易更新第二弾。 実はコレ、風呂場に防水対策をしたメモとシャーペン持ち込んで考えてました(笑) 麻生 司 |