憎しみの深さは、亡くした友を想う心の裏返し。
かつて異星からの使者に拳を振り上げた少年は、
彼と共に戦う無二の友となった。
【デビッド・ラザフォード】
1996年 |
1999年 |
誕生日:1979年9月12日 星座:乙女座 血液型:O型 国籍:アメリカ 身長:192センチ 体重:86キロ |
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キャラクター個人設定 アニメディア1986年8月号第一付録 蒼き流星SPTレイズナー≒MOOKより |
火星探検学校の生き残りの一人。陽気で気さく、友情に厚いアメリカ生まれの少年。 だがグラドス軍の襲撃により親友だったジュノを亡くした事で、その原因の一端となったエイジの事を 『疫病神』と呼び、激しく憎む。 親友や地球人を殺したのはお前の仲間(グラドス人)だと言葉で責めるだけに留まらず、実際に拳を あげた事もある。(一方的に殴ったのは数度。殴りあったのは一度) だがどんなに辛く当たってもエイジは常に自分たち地球人を護る為に戦った。その姿を見るにつけ、 次第に彼はエイジに対して友を奪われた恨みと、命を護られる事に対しての恩という、複雑な想いを 抱くようになる。 シャトルの燃料の関係で火星を脱出しても何処にも辿り着けない、火星の何処にも他に行ける場所 が無いと判った時、遂に感情を爆発させたデビッドはエイジに殴りかかり、またエイジも拳で応じた。 そしてエイジの口元から流れる赤い血を見た瞬間、確実に彼の中で何かが変わった。恐らくは彼の 父が教えたであろう柔道の一本背負いで投げ飛ばされ、エイジも自分と同じ人間なのだと、改めて気 付く事になる。 生きる為の選択肢としてエリザベスの提案でSPTの操縦法を教わったデビッドはベイブルに搭乗し、 エイジを窮地から救う。共に命を賭けて戦う中で、いつしか彼の中にあったエイジに対するわだかまり は消えていった。 同じ体験学校の参加者で、共に生き残ったシモーヌに想いを寄せていたが、軽口を叩く程度で本気の 想いは伝えていなかった。シモーヌがエイジに心を寄せていた事に薄々気付いていたという事もある。 だが地球の命運を決する出撃の直前、『犬死には止めて!』とエイジに泣きながら訴えるシモーヌに、 デビッドは突然キスをし、素直な想いを伝えた。 『例え奇跡が起こせないんだとしても、お前と同じ宇宙で死ねるのなら本望だ』―――と。 突然告げられた真っ直ぐな彼の想いに、シモーヌは言葉を喪った。 三年後、デビッドはニューヨークでレジスタンスを率いてグラドス軍と闘っていた。 文化矯正隊に踏み込まれて捕縛されたアンナを逃がす為に駆け付けるが、圧倒的な軍事力の差に より彼自身も捕らえられてしまう。だが公開処刑の場に消息の絶えていたエイジが現れ、三年ぶりの 再会を果たす。以降はエイジと共にエリザベス達の地下組織と合流し、地球製SPTを駆ってグラドス 軍と闘う事になる。 シモーヌには再会早々ビンタを喰らうが(『三年前に奪われた唇のお返し』との事)、レジスタンスとして 行動を共にし、仲は満更でもない様子。 |
【管理人の個人的なコメント】
えー、1996年時の彼の髪型が凄い事になってますが(笑)ちょっと極端だったかなという感はあるん ですけど、本当に彼は典型的な『ヤンキーの兄ちゃん』という風貌だったのですよ!(^_^;) 剃りは入ってないけど(笑)リーゼントだし、体格はいいし。(←192センチ) 物語序盤のエイジに対する当たりのキツさというのは、あれは仕方の無い事だと思うんですよ。 寧ろ彼の反応が一番正直な気がします。目の前で友達が死に、訳の判らない相手に無差別の襲 撃を受けて。しかもその原因の一端となった相手が目の前に現れたとしたら、八つ当たりでも逆恨 みでも、見える憎しみの対象であるエイジに感情をぶつけない事にはきっと心が壊れてしまってい た。 でもエイジと言う人間に触れ、彼の真実を知るにつれて、心を開いて二人は固い友情で結ばれる 事になる。『殴り合って友情が芽生える』という古典的なパターンではありますが、少なくともデビッ ドに関しては一度はああした形でエイジと決着を付けない事には、前へとは進めなかったように思 います。 シモーヌとは今後、うまくいって欲しいなぁと思ってます。 エイジとアンナが末永く見守っていきたい微笑ましい恋愛なら、デビッドとシモーヌは辛い事も共に 分かち合うような、大人の恋愛が出来る二人だと思います。良い意味で互いに依存してるというか、 運命共同体というか。但し、絶対かかあ天下だと思う(笑)頑張れ、デビッド!(^_^;) ところでデビッドと管理人は誕生日が一日違い(笑)データ入力の時に気付いた。 歳もちょっとしか違わないしね!(実際の年齢はエリザベス世代・苦笑) 声優、梅津秀行さんの代表作: 『アルスラーン戦記2』/ラジェンドラ役 『銀河英雄伝説』/ファイフェル役 など。 ちなみに『アルスラーン戦記2』にはエイジ役の井上和彦さん、ル・カイン役の塩沢兼人さん、アー サーの母やグレスコの秘書役の勝生真沙子さんなども共演していらっしゃるので、別の意味で面 白いです(笑)井上さんの演じるダリューンが、骨の髄から梅津さん演じるラジェンドラを嫌ってるん だなー(^_^;) |