『地球は狙われている』

ただ一つの事を伝える為に生まれ育った星に背き、


少年は蒼い星の救世主となった。

【アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ】


1996年

1999
誕生日:1980年5月24日
星座:双子座
血液型:A型
国籍:グラドス星(父は日本人)
身長:182センチ
体重:70キロ

何故髪の色が1996年と1999年で違うのか?その謎を知る為に没バージョンのイラストへジャンプ(笑)
キャラクター個人設定 アニメディア1986年8月号第一付録 蒼き流星SPTレイズナー≒MOOKより




父の生まれ故郷である地球の危機を伝える為、反逆者の汚名を着ながらも父の設計したレイズナーを
含む三機のSPTとシャトルを奪い、グレスコ艦隊に密航し、単身太陽系に向かった。
グラドス軍の地球侵攻第一目標地であった火星でアンナ達と運命の出会いを果たす。

当初はグラドスと地球の混血であるという事実をはじめ、グラドス星の実在、太陽系に来た目的などを
一切信じてもらえなかったが、事実として異星文明の襲撃を受け、アンナを初めとした国連火星基地
の生存者達は徐々にエイジの話を信じ始める事になる。

彼は恐らくグラドス本星では士官候補生だったが、(SPTの操縦が出来た事と軍人のゲイルを『先輩』と
呼んでいた事から推察。あとキャラクターの設定を引用した雑誌付録の短編小説でも、士官候補生と
名乗っている)『人を殺す事が出来ない』という、軍人としては致命的な枷があった。
その為、戦闘中に敵に囲まれても効果的な反撃が出来ず(主武器であるライフルの照準は常に脚部
関節駆動部、補助バーニアにセットされていた。危機回避の為にメインCPUのレイが照準変更を勧告
しても、エイジは頑として受け容れなかった)遂にはライフルを投げ捨てた事もある。
だが絶体絶命の窮地において、搭乗機レイズナーに搭載されていたもう一つのCPUフォロンが起動。
エイジの意思とは無関係にV‐MAX(SPTの緊急発動システム)が発動。本星からの追跡者であったゴ
ステロ、ゲイルを撃破した事から、彼の苦悩は一層深まる事になった。

一度は火星以来の仲間(アンナ達)や月基地で救出した子供達と共に地球に降り立つが、捕虜扱いを
受け、身ぐるみを剥がされた状態で監禁されてしまう。
しかし地球人技術者がレイズナーを解体、解析しようとした際に再びフォロンが起動。暴走を始めたレ
イズナーを止める為に監禁を解かれたエイジは、だがその際にフォロンを通じて父ケン・アスカから託
さたグラドス創世の真実を知り、地球にグラドスへの降伏を勧告。だがその為に誇りを傷付けられたと
激怒した地球の軍人に銃撃を受け、レイズナー共々再び宇宙へと脱出する事になる。
地球側政府から全てを託されたアンナ達と再会を果たしたエイジは、単機敵母艦に突入。
それから三年の間、消息不明となった。


三年後、ニューヨークでレジスタンス活動を行っていたアンナやデビッド達の前に、エイジはトンファー
の達人となって姿を現した。以後は地球製SPTを製造するエリザベスらの地下組織に参加しながら、
アンナ達のレジスタンス活動を擁護していく事になる。1999年12月31日、地球を救う最後の手段である
グラドスの刻印を守る為、彼は再び宇宙へと旅立った。


父は地球人、ケン・アスカ。母はグラドス人、アルバトロ・ミル・アイラ・アスカ。
父は『アポロX0(エックス・ゼロ)計画』の際に行方不明となったパイロット。
消息不明として地球では公式の宇宙史から計画の名すら抹消された存在だったが、実はグラドス星に
拾われ(救助され?)、その後グラドス星で生き延びていた。
レイズナーの開発にも携わっていた事から、技術畑の人だったらしい。
二つ歳上のジュリアという姉がおり、その姉の婚約者が士官学校(?)の先輩であるアーマス・ゲイル
中尉だった。ちなみに日本名だと『飛鳥英治』になるらしい。

性格は生真面目で、真摯。そして仲間思い。
それ故に生まれ故郷のグラドスと地球の板挟みなり、苦悩する事になる。
訓練中に多くの犠牲者を出しているV‐MAX機能を使いこなしている事から、SPT操縦技術に関しては
天性の才能があったようである。
また三年という短期間でトンファーの一流の使い手となっている事、そして柔道を習得していた事から
(恐らく日本人である父から教わったのだろう。#2、#7で見事な一本背負いを見せている。ちなみに
投げられたのは、当時彼を信用していなかった国連スタッフやデビッド)運動神経は良い方だったよう
だ。

【管理人の個人的なコメント】

今にしてDVDを全巻見直して思うのは、私の好きなキャラクターの傾向って、かなりこのレイズナーの
影響を色濃く受けているのかなと。生真面目で真摯な少年、大人しいけど心が強い少女、その二人が
相思相愛だという点、かなり好みのど真ん中です(笑)

ほとんど全話を一気に見て気付いたんですが、もしかしてエイジって何気に赤色好きなんでしょうか?
スペーススーツのショルダーガードに、グラドスと地球のそれぞれの私服のインナーの色も赤。これで
スペーススーツ下のアンダーシャツまで赤だったら確信的だったんですが、これだけは露出時のイン
パクトの関係か淡いグリーンでしたけど(笑)きっと似合う色は青かグリーンだという自覚はあるけど、
個人的に好きな色は赤なので、必ず何処かに赤を取り入れてると見た。何だ、大人しそうな外見の割
りに結構自己主張ハッキリしてるじゃないか(笑)

エイジの髪の色は、没イラストのページでも触れていますが、物凄く苦労しました(嘆息)。
確か彼の髪は緑青だというイメージがあったのですが、(事実第一部の彼の髪色は緑が強い)二部は
どう見ても青みが勝っているのです。なので、1996年の少年時は緑青、1999年の青年時は青という変
則的なイラストのUPとなりました。

一人称は1996年時は『僕』、1999年時は基本的に『俺』。が、たまに『僕』と口にしている時もある。
ジュリアに対してや、アンナと二人の時は『僕』と言う頻度高し。気を張らなくてもいい、少年頃の自分を
出してもいい相手なら『僕』なのか?
二人称は1996年時は『君(きみ)、君達』、1999年時も基本的には同じだが、たまに『お前』(デビッド限
定?)と口にしている。気心の知れた同性の友人には自然と砕けた口調が出ているのかも。
デビッド曰く『あいつも伊達に三年も地球の空気吸ってないな』と言われていた事だし(笑)

しかしあれほど第一部で人を殺すと言う行為に悩んで苦しんだ彼が、第二部でいきなりトンファー振り
回して戦う姿には驚きました(^_^;)いやまあ、綺麗ごとだけじゃにっちもさっちも行かないという事を経験
で学んだからでしょうが。それにしてもSPT戦ならともかく、まさか彼が武闘派キャラになるとは思わな
かったので(笑)でも元々柔道はかなりの腕前だったようだし、デビッドとの殴り合いでも立派に遣り合っ
ていたし、恐らく地球人との混血と言う事で、幼い頃から謂れの無いいじめとかにも遭う事が多かったん
じゃないでしょうか。それで心を強くする為にも、また理不尽な暴力に対する自衛の為にも、お父さんが
柔道を教えたんじゃないかと思ってます。

地球で三年暮らすうちに色々と成長もあったようで。奥手そうなエイジですが、小説『刻印2000』を参照
すれば、実は1999年時点で既に女性経験はあったりします。(但し1996年の最後の戦闘で、彼が受け
た精神的ダメージを癒すという目的で、相手の女性がそう仕向けた…という事で。小説をご存じなくて、
どうしても相手が気になる!という人がいらっしゃれば、個別に対応します・笑)
だからなのかどうなのか判りませんが、デビッド相手に『お前も(シモーヌの事を)頑張れよ』と言ったり、
自分を連れていては罠を飛び越せないと言うアンナの頬にキスして『大丈夫、おまじないだ』…なんて
砂を吐きそうな(笑)台詞が言えるほど、立派な男に成長したようです。

でも本当の彼は一途で(過去の事は精神破綻を来たさない為にどうしても必要な行為だった、という事
で割り切ってしまっている。あるいはもしかして当時の記憶は曖昧になっているかも?)、本気で奥手な
んではないかと。
そういう点では『刻印2000』特集本に収録されている、『時流れ 目覚めし伝承者』の方がしっくり来るよ
うな気がします。グレスコ艦に突入後、二年以上レイズナーの中で冷凍睡眠状態になっていたという…
一応、こちらのお話だとトンファーを習うくだりも書かれてますし。それとも『時流れ〜』の後に小説版の
エピソードが入ってくるのかしら?

華奢に見えるけど、実はメインキャラの中ではデビッドの次に身長高いんですよ(笑)なんと182センチ。
160センチのアンナとの身長差もこれで納得。(『刻印2000』のEDでのキスシーンは、正直お互い大変な
体勢でしたよね。エイジが屈んで、アンナが背伸びして…(^_^;))


声優、井上和彦さんの代表作:
《アニメ》
『NERUTO』/はたけカカシ役
『アルスラーン戦記』シリーズ/ダリューン役
『銀河英雄伝説』/ダスティ・アッテンボロー役
《ゲーム》
『遥かなる時空の中で』シリーズ/地の白虎(橘友雅、翡翠、藤原景時)役
おススメは『アルスラーン戦記』シリーズの二作目。デビッド役の梅津さんとも共演してます。


INDEX