#16 〜 #20
#16 月よ!こたえて |
先のゲイルの死を引きずって、ここでもエイジは泣いてます。彼の死の瞬間に号泣したのは、あれはもう止めら れなかったと言うか、発作的なものだったんでしょう。少し落ち着いてからは、とりあえず仲間の目につかない所 で泣いているのが彼らしいです。ゲイルの死を悼んで泣く事は、地球人であるアンナやデビッド達の前では憚ら れたんでしょう。ゲイルの遺体を回収する事を許されなかったカルラが涙を浮かべたシーンも印象的でした。 1996年時点で、何と月には三万人も住んでいるそうです。地下には居住区や商業地区が建設され、居住環境も 良かった様子。一方、現実世界の2005年時点での月人口は0人です。現実がフィクションに負けた瞬間(笑) ここでもネガティブ発言を繰り返すアーサーに、シモーヌ姐さんの明るい機転が光ります。全く、誰が最年長者 だか判りゃしない(^_^;)何日も着た切りスズメになっている事を愚痴るアーサーに、『これだから育ちのいい人 は困る』とロアンがさり気に毒吐き。きっと火星で相部屋になった時の事を思い出したに違いありません。 月面着陸の直前になって、エイジが篭もっていたレイズナーから出て来ます。ロアンが主、アーサーが副で操縦 席に着いてましたが、エイジは迷わずアーサーと交代。うむ、副でも彼にシャトルの命運を任せたくなかったのか (笑)ロアンはロアンで、やっぱり隣に座ってるのはエイジの方が良いとか言ってるし。毒再び。代わると言われ て露骨に喜んでるアーサーが何とも言えません。もう少し最年長らしい意地を見せてみろや(笑) 火星の基地とは違い、公園やクレープの屋台(破壊されてますが)のある事に素直に驚いているエイジが可愛い です(笑)その周囲を遠巻きにちょろちょろと徘徊している小さな人影。生存者を探しに来てるんだから、モニター は赤外線探知に切り替えといた方が良いと思うのは私だけでしょうか(笑)お陰で発見が遅れて先手攻撃喰らって るし。それにしてもクレイトンさん、必死なのは判りますが、見えていない目で弾の無駄遣いをし過ぎです。 命が掛かってるからこそ、もう少し慎重にならないと。そして宇宙服にヘルメットを被って、しかも怪我をした目を包 帯で隠した状態であるにも関わらず、一発で彼を昔の恋人だと見抜いたエリザベスはある意味凄い。いきなり別 れた当時の話を蒸し返すクレイトンも(苦笑) 子供たちがひそひそと後ろで、『あんなの宇宙人じゃねぇよな?』『うん、テレビと全然違う』と話してます。ううん、 この世界にはスター・トレックやバビロン5は無いのか?(←判らない人も多い例えです)それともこっそりV(ビジ ター)のファンなのか?(←例えが古過ぎます)とりあえず反論しても埒があかない状況なのでエイジも黙ってまし たが、『オトコマエだと褒めてもらった』と認識して図太く生きていきましょう(笑)そのくらいの方が、生きていく のはラクです。 |
#17 群がる殺人機 |
子供たちと一緒になって今まで生き抜いて来たのは確かに凄いんですが、視えない目で無茶をし過ぎですクレイ トンさん。『何処だ、何処に敵が居るんだぁ!』と、かつての愛機の機関砲を撃ちまくってくれるお陰で、敵のみなら ず味方も被害甚大(笑)余りにも話が通じないので、さすがのエイジも、無理矢理にでも止めてくれ(殴ってで も止めろという含みがあったと見た)とエリザベスに懇願。多少思う事はあっても、逆らう方が怖そうだから言う事 聞いてたのかな、子供たちは(笑) 一方シャトルの方では、八人の子供たち+クレイトンの受け容れに、何やら妙に嬉しそうなアーサー。どうやら自 分が子供受けする性質なのを自覚していた模様。それとも最年長者と以下その他が増える事を喜んだのかし ら。『でもそんなに大勢、乗せられるの?』と不安げに口にしたシモーヌに、『余分な物を放り出せば平気』という エイジ。宇宙を航行する船って、極力要らない物を積んでない筈なんだけど…(^_^;)案の定『余分な物って?』 と首を捻るアーサーに『貴方の事でしょ』と、シモーヌのきっつい一言(笑)アーサーはブーッと膨れてましたが、 大丈夫。捨てられるとしてもきっと最後だから。(酷っ…(^_^;))一時避難した気密室で、また昔の話を蒸し返し てエリザベスに叱られてるクレイトン。子供たちが後ろでハラハラドキドキしながら動向を見守ってますが(笑) そうでなくても娯楽が少ないんだから、昼メロ並の扱いを受けてますよ! 無人攻撃機に見付かったクレイトン達を間一髪の所で助けたエイジ達。結果オーライですが、足元にクレイトン や子供たちが居る事を忘れているかのような、豪快な援護です(笑)実際爆風でクレイトンはひっくりこけて るし、エリザベスの至近にも破壊された攻撃機の部品が降って来てたし(^_^;)エイジ達が壊れた基地の壁面をドカ スカ壊しながら地上に出て来たのも、何だか妙に印象深かったり…あと、デビッドがベイブルで敵にヘッドバッドを かましてました(笑)SPT戦なのに、何か裏通りの喧嘩殺法みたいだぞ! |
#18 そして地球へ |
ロアンが意味も無くバルディの腕をわきわきさせているのが気になります。いや、意味はあるのかもしれません が、少なくともこの時点での敵影は無し。関節駆動部を動かすにも多少のエネルギーを食うんだからジッとしとい た方がいいと思う反面、そういや火星でジッとし過ぎてたレイズナーの関節が凍った事があったなぁ、なんて事を 思い出す。という事は、やはり程よく動かしている方が効率がいいのかしら? さて#18にして、ようやくエイジの姉のジュリアさんが本格的に登場。EDを一人で仕切りながら、何と声付きで登 場したのはこれが初めて。ぶっちゃけた話、全話を通じても約半分を過ぎた時点での出番。まさかその彼女 が、後半で物語の核を握るキャラになるとは… ブリッジで賑やかに遊んでいる子供達の相手をしているアーサー。多分彼は、こういう役回りが一番向いてるんだ ろう。今までもシャトルの操縦とかエイジ達の援護とか、たまに活躍はしてたけど、どちらかと言えば役立たずっぽ いイメージがあったんで。彼は同年代の中では上手く個性を主張できないけど、そんな事は二の次のずっと小さ な子供たちには純粋に好かれる性質なんですね。で、子供たちがワイワイやってる騒ぎの外で、デビッドとシモー ヌが二人で親密そうに話をしてます。実はエリザベスとクレイトンの事を話題にしてたんですが、何を話してるのか 気になって、床を這うように様子を伺い来るアーサーが何だか笑えます。その後子供たちに脚を引っ張られて画 面からフェードアウトしていった後、デビッドとシモーヌ自身も何やらいい感じの話題になるんですけど、それは アーサーには聴こえないお話(笑) クレイトンさんの名がジョンである事が判明。以外に捻りの無い名前でちょっと残念。何ちゃら三世とか言われても 引いてた気がするので、まあ妥当な所でしょう。ロアンとデビッドは相当お疲れで、涎を一筋垂らしながら居眠りし てました。エイジはコンソールに突っ伏していたので未確認…いや、彼は綺麗に寝てたに違いない!(^_^;) |
#19 とどかぬ想い |
何と驚くべきことに、アーサーがパイロットを務めて月を脱出したシャトル。副操縦席にはシモーヌが着いていま したが、ロアンはどうしたんでしょう?エイジはカウントギリギリでシャトルに戻ったから仕方ないとしても、ロアンと デビッドは先にシャトルに戻って、エイジが戦うのを見てましたよねぇ?追撃があるといけないから、という事でSPT で待機していたんでしょうか。とはいえ、最悪の場合を想定して各モニターのチェックをするのがその主な目的で、 ほとんどオート作業ではあったんですけど。アーサーがちょっと男をあげて、シモーヌに褒められてます。滅多に 無い事なんで、少々の有頂天はいいでしょう(笑)そして地球降下に邪魔な軍事衛星を、ドッカンドッカン破壊しな がら地球に接近するシャトル。後日の為に、少しは無傷で残しておいた方がいいような気もするんですが。(でも 破壊しない事には、こっちが攻撃を受けてしまいますからね(^_^;)) 国連のギルバート博士と会話するエイジがとても好きです。デビッド達は勿論自分を仲間だと信じてくれたけど、 本当の意味で自分が地球とグラドスの混血であるという証明は成されていなかった。極端な話、混血というのは自 分たちを信用させる為のエイジの狂言だったかもしれない。でも彼の父を知るという人の存在によって、エイジの 言葉が真実であると名実共に証明された訳ですから。それこそアーサーの言った『そのうち従兄弟だ何だっていっ ぱい出て来て大変だぞ!』という、父方の親戚との対面よりも、ギルバート博士に会う方が楽しみだったに違いあ りません。でも実の所、お父さん方のアスカ家の親戚ってどうなってるんでしょうね(笑) 無事に大気圏を抜け、地球へと帰ってきた子供たち。喜びのあまりロアンがボクシングの真似事をデビッドにして います。彼はテニス部のキャプテンという事らしいですが、ボクシングの心得もあったのかな?この時ばかりは歳 相応な無邪気な笑顔で、眼下に広がる大地や海を見るエイジの表情がいい感じ(^^)喜びのあまり泣きながら抱き あうアンナとシモーヌの姿が、今までの苦労を物語ってますね。グラドスのシャトルが何故か迷彩色に塗装されて います。地球式に塗り直したんでしょうか(^_^;)あとジュリアのSPTの操縦技術が大変優れたものである事が判明。 エイジをして『ゲイル先輩に違いない』と言わしめたほど。エイジ自身も優れた操縦者である事から、やっぱり遺伝 的な資質があったものと思われます。 丸裸にされて軟禁されているエイジ。作画の苦労が滲み出ています(笑)見えそうで見えない。上手いこと角度 や腕で隠してます。この状態で次まで引っ張るんだから、見てる方も結構気恥ずかしかったり(^_^;) |
#20 レイズナーの怒り |
骨までぐりぐりレントゲンで調べられているエイジですが、骨格や内蔵組織、血液組成に至るまで、地球人と全く差 異が無いんだそうです。まあ、地球とグラドスの混血なんだから、当たり前と言えば当たり前。そして混血が可能で あったという事は、そもそもの人体の組成であったり、遺伝子的な相違点が多いと言うことですし。この辺の理由付 けについての謎解きは、もう少し後という事で。とりあえずこの場は、エイジの大事な部分を隠すのに地球人医 師が一役買っている点にツッコミ(笑)さり気なく画面前を横切ったりね! ギルバート博士がマスコミの前で頭を下げてますが、火星体験学校に送り込んだ生徒の数が違うような…十六人 じゃなかったか?なのに『二十六名の生徒を送ったのに…』と言ってます。迎えが来て帰国するアーサーが、何処 に居るか判らないエイジに、『必ず戻ってくるから!』と大きな声で叫ぶシーンが好きです。頼りないけど、やっぱ りいい奴(^^)喫茶室みたいな所でアンナ達が飲んでいる物、色から見てアンナはオレンジジュース、シモーヌはソ ーダのようですが、デビッドとロアンが共にグラスの中が黒っぽくてよく判りません。でも多分デビッドはコーラじゃ ないだろうか。アメリカ人だし。(←偏見です)だとしたらロアンはアイスコーヒーかな?何となく(笑)ロアンは炭酸 飲みそうな雰囲気じゃないんだもの。 何やら気が有りそうで動きのなかったシモーヌ→エイジですが、此処に来て急にシモーヌが積極的な態度に出始 めました。奥手なアンナはおされ気味。でも確実に自分の中にあるエイジへの想いを自覚しているようです。明日 には父親が迎えに来る=エイジの居る基地を離れなくてはいけないという状況に、明らかに残念そうにしてました しね(^_^;) 軟禁されてるエイジが苛立ち紛れにコツコツおでこを叩いたり、軍服を取り上げる仕草が妙に色っぽいなと、普段 見れない姿なので歪んだ見方をしてしまいます(笑)エイジって、後姿綺麗だよね(^_^;)別に裸だからと言う訳じゃ なく、宇宙服での立ち姿の背中も好きです。シュッとしてて。(←抽象的・苦笑) |